日本ビジネス実務学会 第41回全国大会
統一テーマ「ニューノーマル時代のビジネス実務」のご案内
昨年度大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大、政府による緊急事態宣言発令という異例の困難な状況の中で、オンライン開催されました。日本ビジネス実務学会第 41 回大会も、終息を期待しつつも、昨年度同様の開催とすることになりました。また、開催形式だけでなく、大会統一テーマにおける「ニューノーマル時代」という言葉も引き継ぎました。「ニューノーマル(New Normal)」を直訳すると、「新しい常態」という意味になります。ここ数年を、昨年度テーマ「ニューノーマル時代の新しい教育」という視点から振り返ってみると、教育の現場に新たな常識が定着してきたといえます。
かつて未来学者のアルビン・トフラーは、ベストセラー『第 3 の波(The Third Wave)』の「エレクトロニック住宅」(第 16 章)の中で、「家内労働」「通勤の代用としての通信」「家庭中心の社会」について論じています。「ひとつの職場に労働者を集めることが、社会に分業が成立するための必要条件」であると信じていたカール・マルクスであれば眉をひそめるだろうと呟きながら、例えば、一か所に集中して働く仕事場から小住宅(高性能タイプライター、ファクシミリ、テレビ会議用設備などがある)へ移行することで、「家内労働」の可能性は急速に高まっていくと予想しています。本学会の前身「日本秘書学会」が設立された前年、1980 年の著書です。
また、日本の経営者やビジネス実務家に人気のあるピーター・ドラッカーは、現在から遡ること 80 年、1942 年の著書『産業人の未来(The Future of Industrial Man)』の中で、「われわれは、未来を語る前にいまの現実を知らなければならない。なぜならば常に現実からスタートすることが不可欠だからである」と述べています。
現在まで、本学会は、刻々と変化するビジネス現場の「過去・現在・未来」を学際的に探究してきました。あらためて、「ニューノーマル時代のビジネス実務」について、どのように考えていったらよいのでしょうか。
今回で 3 回目のオンライン開催となりますが、学会内外の研究者・実務家を惹きつけるような、生産性の高い大会の開催を目指したく存じます。基調講演やブレイクアウトルームを活用した「主体的・対話的で深い学び」の場となるようなシンポジウムを企画しております。大会 1 日目には、昨年度と同じく総会と研究発表(口頭発表)を 行います。
詳細が決まり次第、第2号通信でお知らせいたします。日程の確保をどうぞよろしくお願いいたします。
会員の皆様のご発表、ご参加をお待ち申し上げております。
2022年 2月1日
日本ビジネス実務学会第41回全国大会
中部ブロック大会実行委員会一同
大会日程・開催形式
- 開催日程:2022年6月11日(土)・12日(日)
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 大会スケジュール(予定)
1 日目: | 6 月 11 日(土) | 09:30~11:30 12:30~17:45 | ➢ 基調講演 2022 年度総会 ➢ 研究発表 |
2 日目: | 6 月 12 日(日) | 09:30~12:30 | ➢ シンポジウム |
研究発表の申込が 3月31日(木)まで延長されました。
申込はこちらからお願いいたします。
詳細につきましては、こちらをダウンロードしご参照ください。